大晦日
書けない。泣くな。
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ジョナサン、途方に暮れる。鮭弁当食う。
再ジョナサン、座ってるだけ。松屋のカレー食う。
再々ジョナサン、ずっといる。松島さんとお喋りする。
カレーを食うと頭が良くなるらしいと自分に言い聞かせて、やたらカレーを食べていた時期があった。今頃になってまたやってきた。
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おにぎりに味噌汁、食う。ジョナサン、原稿書く。家、メール送る。
再ジョナサン、構成進まず。紀伊国屋でDVD「天使は瞳を閉じて」鴻上尚史、買う。6800円也。高い。
家、キムチうどん食う。「天使は瞳を閉じて」見る。何のための天使なのか分からん。
再々ジョナサン、構成全く進まず。
夜中に、インリン・オブ・ジョイトイの番組をやっていた。「赤ひげ薬局」がスポンサーの下品な番組だったが、エロくて良かった。乳首見えてた。
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ジョナサン、原稿進まず。得のり弁当食う。950カロリー。
再ジョナサン、座ってるだけ。中野坂上ジョナサン、守屋、直井くんらとつちんこ会議。
大久保「松屋」小貫さんらとカムジャタン食う。飲んだくれる。
巣鴨のマクドナルドは、せんべいとかまんじゅうとか持ち込みオッケーらしい。
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二日酔いどれてる。「道楽」でラーメン食う。ニンニク入れる。紀伊国屋で「ゲゲゲのげ」DVD購入。5220円也。高いがしゃーない。
ジョナサン、「ラヴ」山田太一、読む。くすっと笑ってしまうセリフが山田太一と思う。
家、そば作って食う。「ゲゲゲのげ」見る。場面転換カットされてんじゃん!なんじゃこりゃ!
再ジョナサン、考え事。映画で出来ることを舞台でやっても仕様がない。
お雑煮の餅の数が2個だった。「3個って言うたやん!」悔しくて泣いた。高校生の時の話。
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渋谷、ドトールでミラノサンド食う。パンが熱々でうまい。アートポート打ち合わせ。「珈琲館」井土さんとお喋り。
新宿、「あや」レジェンド忘年会。熱燗で酔いどれる。朝まで。
「今年の正月は帰られへんわ」と母親に電話した。「あら、そう」母親はがっかりした声を出した。
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おかゆ食う。ジョナサン、読書。「ゲゲゲのげ」渡辺えり子読む。場面の転換どーやってんだろ。
鳥の丸焼き、シャンパンでクリスマス風の晩ご飯。うたた寝して、再ジョナサン、読書。「朝日のような夕日をつれて」鴻上尚史、読む。言葉遊び乗り切れず。
元旦の朝に、飛鳥ホテルの露天風呂に入った。誰もいない。寒くて気持ちよかった。今でもよく思い出す光景。
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家、風呂に入って、昼飯食う。白ご飯にあじ丸干し。うまい。
ジョナサン、お仕事。進まず。鶴見「鈴よし」馬場さん忘年会。お元気そうでホッとする。ブランデー飲みすぎて吐く。恒例のちんちろちんで朝まで。
馬場先生に会ったのは、20年ぐらい前で、まだ昭和でした。
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名古屋今池のスパで朝風呂入る。外は雨。しまださんらと喫茶店でうだうだ。サンドイッチ食う。
名古屋シネマテーク、「背徳映画祭」しまださん、ムラケンらと舞台挨拶する。名古屋の皆さんありがとうございました。「ヒミコさん」藤原さんの舞台挨拶見て、みんなで飲みに行く。飲んだくれる。酔いどれる。
高速道路の駐車場でどこに車を止めたのか分からなくなった。誰も止めた場所を覚えていない。中年の男4人、車を探して右往左往した。
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ジョナサン、エチュードのシナリオ書く。下北沢、レジェンドアクターズレッスン。3時間。
新宿「西武」井土さん打ち合わせ。3時間。西武カレー食う。好みの味で550円也。ビデオで「ゼンダ城の虜」夢の遊眠社、見る。役者全員2時間走りまくり喋りまくり汗びっしょりで、そこが良かった。「銀だこ」のたこ焼きつまみに酒飲む。
ポール・トーマス・アンダーソン監督が「おじさん天国」を観て、面白がってくれたらしい。
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おにぎり食う。レジェンド打ち合わせ。あーでもないこーでもない。
新宿、わかめそば食う。寒いときは立ち食いそばに限る。「西武」井土さんと打ち合わせ。
ジョナサン、「つちんこ」5稿目読む。わくわくする。井上ひさし「日本人のへそ」読む。うちのめされる。
「やりたいことないんすか?」「いっぱいあるけど・・・一つに決めきれないんだよな」
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ジョナサン、座ってる。ミルクシーフードヌードル、食う。見た目は悪いが味はなかなか。
再ジョナサン、原稿書く。渋谷、監督協会でる。「かまどか」忘年会。飲む。
いましろ師匠のウフの連載が終わった。「タバコは体に悪い。それでタバコを止めれば健康に近づくが、健康になって一体なにがどうなるのか?と先生に言ってみた。健康なまま年をとるとラクに死ねる確率が上がると先生は答えた。特に呼吸器系の疾患で死に至る場合、それは長く苦しく不自由な状態で死ぬことになると言われた。そんなのヤダ・・・」なるほど。
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「大橋や」で鳥つくねうどん食う。「西武」井土さんと打ち合わせ。
「ドヤジ」豚焼き肉、ユッケジャン食う。ジョナサン、調べ物色々。
終電でおしっこを我慢できず、漏らしたことがある。満員で立ったまました。靴からあふれて床に流れた。最悪でした。
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ジョナサン、プロット考える。「大橋や」わかめそばとおかかのおにぎり食う。380円也。大西ん家ビデオで「バタアシ金魚」松岡錠司監督、見る。筒井道隆の強がりが泣ける。青春映画の大傑作や。元気になる。
再ジョナサン、プロット続き。元気だけでは書けない。「松屋」でカレーぎゅう食う。580円也。
再々ジョナサン、無理矢理プロット書く。ブラックニッカ飲む。
毎日何かを我慢してる。
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ジョナサン、松島さんと話する。大西のアパートでタバコ吸う。エロDVD鑑賞。長江隆美のFAプロ魂に感心する。
「もーやん」チキンカレー食う。1000円也。DVDで「列車に乗った男」パトリス・ルコント監督、見る。手術の日と銀行強盗の日が同じというアイデアにうなる。
再ジョナサン、プロット考える。なかなか進まない。家、岩井俊二の短編見る。「夏至物語」当時見たときは面白かったのに。ぬるいな。
沢口靖子は小学校の同級生だ。42歳。
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風邪ひいた。のど痛い。味噌汁にうどん入れて食う。
新百合ヶ丘、トシキさんの実習見に行く。思い通りにはいかない。
教室で撮ったやつをみんなで見る。撮る人が違うとこんなに違うのか。驚く。
新宿、大西のアパートで酒飲む。
カメは冬眠する。飼っている人は色々と気を遣う。
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左官職人の鮒吉は65歳になるが、病身の妻をよそにスナックのママとの情事に溺れ、スカート捲りまで楽しむという天真爛漫な男。ある日、鮒吉は同窓会に出席し、仲間の孝太郎や忠二と盛り上がった。彼らは中学校時代、深夜に石屋の家の裏庭に忍び込み、新婚夫婦のセックスを覗き見たことを回想した。そこへ和子が遅れて会場に現れた。鮒吉は当時彼女に思いを寄せていた。和子は夫と母を亡くしたという。鮒吉は和子に携帯電話の番号を渡して別れた。鮒吉が妻智子の見舞いに行くと、智子は鮒吉にこっそり頼み事をした。鮒吉は頼まれたとおり、彼女の股間を優しく愛撫してやった。それから間もなく、智子は息を引き取った。孝太郎と忠二は鮒吉を元気づけるために彼をストリップへ連れ出し、酒を飲み交わした。翌日、突然和子から電話が来る。和子は鮒吉と会うとかつての思いを告白した…。
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いまおかしんじの最新作は、還暦を過ぎた男女の恋を描くアンチエイジングピンク映画だ。あまりにもオーソドックスなフォルムのため、近作『かえるのうた』(05)のおおらかな肯定力や、『おじさん天国』(06)のめくるめく不条理を期待する向きは肩すかしを食うかもしれない。しかし老いらくの恋を見つめる監督のまなざしは、いつも以上に心優しく温かい。人情の機微を掬いあげる演出は円熟の境地に達していると言っていい。
「老人の性」が主題と聞いて敬遠するのは間違っている。いくつになっても人間は能力と相手がある限り恋をし、セックスをする。監督は若い男女の性愛を描くのと同じ、「どうってことない」という風情で彼らの性に寄り添っている。そこにのぞき見的な、あるいは“ピンク映画”的ないやらしさはない(念のため申し添えておけば、ヒロインを演じる並木橋靖子の裸はさすがに張りや瑞々しさには欠けるものの、優しく包容力があり、不思議な郷愁をすら喚起する)。
後半、鮒吉は和子を強引にラブホテルへと誘い込む。となれば、着衣を脱ぎ捨て、やみくもに行為へと突き進むのがピンク映画の倣いである。だが本作では法外な時間を費やし、行為に踏み切れない彼らの心もようを丹念に描出する。ベッドに横たわった和装のヒロインが、恥じらいながら鮒吉に甘える姿のなんと愛らしいことだろう。鮒吉の股間に手を置きながらぽつりぽつりと呟くセリフの、なんと味わい深いことだろう。彼らにとっては、行為そのものよりも、行為にいたる過程そのものがもっとも尊いひとときなのである。アフレコによる声と唇の動きとの小さなズレが、人生に疲れ、世間から見捨てられた高齢者ふたりの寂寥をいっそう際立たせる。少なくとも筆者は、スクリーンでこういうかたちの情緒に接したことは一度もない。
ついに愛を交わした後ヒロインは陶然と言う。
「わたし、今晩のことで残りの一生生きていける」
その一生とはあと何年あるんだ。この夜の記憶を、彼女はどんなときにどんな表情で追想するんだ。手を振りながら観客の視界から消えてゆく彼女の小さな背中に、心を揺さぶられない者などいまい。確かにふたりは余生を生き抜くのに十分な愛の記憶を手に入れた。しかしこの映画においては複数の人物が癌に罹患し、あるいは物故している。死はもはや日常と化している。鮒吉や和子もそう長くはないだろう。
監督はそんなクソリアリズムにはあくまで背を向け、明るく陽気なエンディングを用意する。その優しさは高齢者にとってむしろ酷だが、現在42歳の監督にとってはそれが加齢という現実に対する精一杯のアンチテーゼであり、年老いた人々へのエールだったのかもしれない。
脚本を担当した66歳の新人・谷口晃による当事者ならではのリアリティと、なるべく低い目線で、声なき者の声に耳を傾ける——そんないまおか監督の創作姿勢が共振し、本年度を代表する見事な人間ドラマに仕上がった。
Text by 膳場岳人(脚本家・映画ライター)
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ジョナサン、考え事。おにぎり2個食って渋谷に行く。アートポート打ち合わせ。「珈琲館」井土さんとコーヒー飲む。
再ジョナサン、プロット考えるが進まず。高円寺「円盤」ビト君、早健ライブ。早健最後の熱唱にジンとくる。「ごち」森本と飲む。ぎんなん揚げを食う。うまい。
大西のアパートは道路に面していて、歩く人の足音やら話し声がよく聞こえる。部屋で寝転がっていると、そういう物音がとてもホッとする。
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日本映画学校、トシキさんのお手伝い。たくさん喋る。分かることと出来ることは違う。
市役所の食堂で鮭のあんかけを食べる。500円也。授業でダウンタウンの名コント「トカゲのおっさん」を鑑賞。
成子神社の夜店でお好み焼き買って、食う。500円也。家、「ジェイコブス・ラダー」エイドリアン・ライン監督、見る。夢の話。悲しい話。アメリカにはベトナム戦争がある。
ワインを飲む。一本あける。
成子神社でヤンキー風の女の子が、一人でお好み焼きを食っていた。寒そうだった。
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ジョナサン、プロット考える。「大橋や」で肉味噌うどん食う。大西のアパートでタバコ吸う。
再ジョナサン、プロット進まず。「ターリー屋」のカレー食う。ナンがうまい。
再々ジョナサン、進まず。
「大橋や」では土曜日が玉子のサービスデーだ。「生か?ゆでか?」聞かれたのだが、玉子はコレステロールが高いので「いらないです」と答えた。店主は一瞬ものすごく驚いた顔をした。
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大久保で山菜そばとシャケのおにぎり食う。北新宿図書館、新宿中央図書館巡る。
大西の家ビデオで「鍵」市川昆監督、見る。京マチコ色っぽい。みんなキャラ立ちしてて笑った。「もちもちの木」つけめん食う。和風のだしが利いてる。
ジョナサン、読書。マンガ喫茶エロ画像堪能して寝る。
「黒い画集」のシナリオを読んだ。作は橋本忍。読み始めたらラストまで止まらなかった。これが構成力
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病院、検査。コレステロール少し下がる。マックで100円バーガー食う。
家、ちくわ天そば食う。バイオタイドで「たそがれ」スチール撮影。並木橋さんと多賀さんに久々に会う。そう言えば「たそがれ」撮影したのは夏だった。
阿佐ヶ谷、「越川」多賀さんらと飲む。鍋食った。もう一軒行って帰る。
現在、谷崎潤一郎の「瘋癲老人日記」を読んでいる。全部カタカナで書いてあるのでゆっくりしか読めない。もどかしい。
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浦安に来る。映画学校、松田組のエキストラ。帰りに「まるば」でラーメン食う。背脂こってり、とんこつ細麺の「赤皿」を食う。680円也。強烈なパンチ力あり。ここ有名店なのかな?
大西のアパートでタバコ吸う。暇なので明るいうちから銭湯に行く。老人ばっかり。
渋谷、アートポート打ち合わせ。帰りに「いんでぃら」でチーズカレー食う。700円也。ジョナサン読書。「舞台は語る」扇田昭彦、読了。
「黒皿」はあっさり醤油とんこつで、「赤皿」はこってり背脂とんこつ。悩んだが、こってりの「赤皿」でいく気になったのは、昨夜の村上隆のギラギラのことが頭にあったからだと思う。
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渋谷、「ドトール」でジャーマンドック食う。アートポート打ち合わせ。「エクセレンシオカフェ」井土さんとコーヒー飲む。
国映、顔出す。西新宿できつねそば食う。中野坂上「ジョナサン」守屋とつちんこ打ち合わせ。
新宿御苑「赤ちょうちん」松江君らと生肉食う。うまい。
元気がない。老人みたいと那須さんに言われる。村上隆はギラギラしているらしい。
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二日酔い。肉まん食って散歩する。ジョナサン読書。家、シーフードドリア食う。バルト9「ブレード・ランナー」リドリー・スコット監督、観る。1982年の映画。悲しき悪もんに時代を感じる。ビデオで「国道20号線」見る。やけっぱちは長続きしない。
1日に一回だけ悪いことをするのが今の楽しみ
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浦安に行く。映画学校、松田組のエキストラ。お好み焼き屋の客。シャケ弁当食って、近所をぶらぶら散歩。ジョナサン、読書。
歌舞伎町「叙楽苑」秋本と台湾料理食う。タチウオの唐揚げがうまい。「鳥立ち」女池さんと合流して、飲む。朝まで。
酔いどれた自称カメラマンの女の人が「孫!こっち来い!」と叫んでいる。「うるさい!黙れ!キチガイ女!」孫さんが返す。中島さんが困った顔をしている。女池さんがニヤニヤしてる。「鳥立ち」は26時を越えてからが面白い。
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