赤い判子
大相撲九州場所が始まった。
このあいだ秋場所が終わったと思ったらもう九州場所だ。次は初場所。
初場所を迎える頃には年も明けている。早い。時間の経つのは早すぎる。
西方土俵入り。把瑠都の化粧回しが日の丸にサソリでかっこいい。
琴欧洲の化粧回し。しばらく見ないうちにブルガリアヨーグルトに戻っている。いろいろあるのだろうが、もう少し強そうにならないのか。北斎の画をモチーフに、荒れ狂うヨーグルトの海の向こうに見えるブルガリア、とか。
九州福岡は大関魁皇の地元。
地元のファンへのサービスとして、色紙に手形を押している魁皇が映った。
まるで機械のような速さで若い弟子が色紙を差し出し、魁皇もまるで機械のような速さと正確さで手形を押してゆく。見ていて飽きない。
夢中になって見ていたら「おじさん天国」の来場者プレゼントにいまおかさんの手形を思いつく。
右上に小さく「おじさん天国」。
真ん中にいまおかさんの大きな手形。
左下に赤い判子を押す。
何の判子かは知らない。
知らないけれど、赤い判子はきっと全体を引きしめる。
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