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2006年11月29日 (水)

夢のこと

「おじさん天国」のなかで、たかしとハルオが自分の見た夢について語るシーンが出てくる。自分は、映画の中で人物が夢や記憶を語るシーンが好きで、「おじさん天国」を書いているときはそれが特に面白いと思っていた。

なにがどう面白いのか。言葉にしようとしてもなかなか言葉にならなくて、同じところを堂堂巡りして頭がこんがらがってしまう。日常の中で他人の夢の話はたいていつまらないのに、どうして映画の中ではあんなに引き込まれるのか。はじまりはいつもそこで、いろんなことを考えて、いつもそこに戻ってくる。ばかなのだろう。

「おじさん天国」のなかのたかしとハルオの夢は、こたつでうつらうつらしている時に思いついた。

映画の中では、下元さんと吉岡さんが、見たこともないはずの夢について、一生懸命話をしている。

試写ではじめて見たとき、ぼくはやっぱり引き込まれた。

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