ケミストリー
テレビをつけたらケミストリーが出ていて見る。
いつまでたっても「やらされてる感」が抜けないこのふたり組は、歌っているときだけそれが無くなるのに気付く。たぶんぜったいCDを買ったり、コンサートに行ったりはしないけれど、テレビで歌ってたら、とりあえず終いまで聞いてしまうのはこのためかな、と思う。
カラオケに行きたい。
渡辺真知子の「カモメの翔んだ日」を久々に歌いたい。
この歌はすごい。イントロを聞くだけで、なにか気狂いじみたものが身体に流れ込んでくる。歌い方も自然と気狂いじみてくる。
この快感をなんとかしたくて芝居の台本を書いたことがある。
「おじさん天国」の一回目の打ち合わせのとき、その台本を持っていった。賞をもらった前のシナリオからずいぶん時間が経ったので、最近はこんなものを書いています、というつもりだった。
「ミルキー」というその台本の中で、少しだけ地獄のシーンが出てくる。
ほんとうはもっと地獄のシーンを書きたかったけれど、あんまり書くことがなくて、すぐに地獄からは帰って来てしまった。エンマ大王も出すことが出来なかった。だから、2回目の打ち合わせのとき、
「地獄に行こう」
といまおかさんが言ったときは燃えた。
また地獄に行ける。
エンマ大王も出せるかもしれない。
わくわくして仕方がなかった。
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