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2006年1月

2006年1月31日 (火)

ネタ探し

家でつけ麺作って食う。ジョナサン考え事。マンガ喫茶で「キャプテン」読む。全26巻読了。キャプテン近藤で未来につながるラストだった。ちばあきお恐るべし。中野で酒飲んで「松屋」の牛丼食って寝る。「かえるのうた」「ガンダーラ映画祭」終わって、地味な一日。

人がやってそうでやってないことを探してる。
ネタはどこにある。マンガ喫茶にある。しばらくはネタ探しの日々。

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2006年1月30日 (月)

ピンク映画トキワ荘 その2

坂本 君らは監督になるリアリティってあるの?

いまおか 何年やってるんだっけ? 大西は。

大西 僕は10…

坂本 そんなにやってんの!

大西 地下鉄サリン事件があった年からですよ。…すいません…。(会場笑)

伊藤 僕は2000年からだと(思います)…今年で5年スかね。

坂本 いまおかさんは何年で撮ってる? いまおかさんでも遅い遅いって言われてたよね?

いまおか 瀬々さんが3年で監督デビューしてて、オレは90年に入って95年にデビューしてるから5年。25才の時に業界に入って、30才の時にデビュー。

坂本 オレも21才になる時入って(監督デビューが)25才の終わりだから5年。

いまおか 遅せえなお前ら。

大西 (頭に手をあてて、スイマセン)

坂本 どうすんだよ、お前ら。

伊藤 どうすんスか、大西さん。

大西 まあ、どうにか。(会場笑)

坂本 ビジョンとかないの? 裕くんは。

大西 ビジョンはない…。

いまおか 生活自体はどうなの? 結構しんどいとか思うことある? 昼間いくと布団で寝てるんだよな。起きてビール飲むって、そんな感じ?

大西 しんどいのは、性格が合わない人間と住んでること。キレイ好きじゃないですか、俺。彼(伊藤くん)がこんな髪型(アフロ)してるじゃないですか。髪の毛とか落ちてると気になるんですけど、集めると縮れ毛とか沢山集まって凄いムカつくんですよね。

坂本 でも裕くん、なまけ者だよね、本当に。うちらもうちょっと忙しなくやってたよね、助監督時代。めっちゃ流れる時間遅いもんな。

大西 ロハス。

坂本 ……(絶句)

いまおか でもオレ、助監督になったのが25才って遅いじゃん。上につく人が結構若い人だったりして「使えねーな、このおっさん」とか言われたりなんかして。でも大学時代で青春って終わったなーって思ってたんだけど、男二人ぐらいで住むと、現場から朝方帰って来たら、坂本が奥から出て来て「ちょっと出ててもらえます?」って1万円渡されたりとかして。多分、おネエちゃんかなんか居たんだよな。

坂本 まあ、そうですね(笑)

いまおか 「なんかせつねーな。オレ、寝てないんだよ」とか思いながら、ファミレスでお茶飲んだりして。そういう朝の風景とか覚えてるんだよ。

坂本 まあ、その当時は携帯電話とかもなかったですからね。僕この間、荒井(晴彦)さんの『新宿乱れ街 いくまで待って』を下北沢で観て、「僕にも青春ってあったな」とか思いましたよ。いまおかさんと住んでた頃って何かあるんだよね。…君らはないの? そういう甘酢っぱいエピソードとかは。

大西 俺は特に(ない)。夜、部屋行ったら「あっ!!」みたいなことはありますけど。

伊藤 それは誰のこと?

大西 君のこと。

伊藤 それはお互い様ってことで(笑)

いまおか (伊藤)一平は、なんで助監督つづけてるの?

伊藤 まあ、なんスかね。映画の業界と水があってるかわからないスけど、なんとなしに続いてる…それはやっぱりカントクやりたいからですよ。そうですよね、大西さん。

大西 んー(コクリ)

坂本 いつやんの?

大西 今年で。

伊藤 爆弾発言(笑)

坂本 言ったからには実現しないと。

いまおか 何月ぐらいにすんの?

大西 寒いとしんどいんで、秋ぐらいで。

坂本 9月か。

いまおか ホンとかこれから書く感じ?

大西 そうすね。全く何も。

坂本 ま、でも俺が2本目撮ったのいつだっけ? あん時もやんのかなー、みたいな感じあったけど、やらずだったもんな。

大西 火が一瞬だけつくの。2、3日して消えちゃう。

いまおか やっぱり1人暮らしでちゃんと生活を立て直そうとするより、とりあえずデビューして行き着きたいというのはあったよね、…オレはあったんだよね。金はなくても楽になるんだよ、気持ちが。そのことだけ考えてればいいから。

坂本 俺は最近ですよ、自分の映画のことを割と中心にずっと考えられるようになったの。ここ1年、1年半ぐらい。結構、撮ってから時間がかかりましたけどね。

(2006/1/22 @ポレポレ東中野)

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加賀君

二日酔いと風邪でダウン。一日中寝てる。夜中に起きて西尾君の「おちょんちゃんの愛と冒険と革命」を見る。ここにも“いつかどこかで見た何か”と闘っている人がいる。そこからはみ出ていくのは大変だ。考え事しつつ寝る。
早起きして、伊東港で釣り。エギング。イカの気配なし。イルカの餌付けを見る。結局ボウズ。
夜、ガンダーラ映画祭最終日。松江君の「童貞を。プロデュース」加賀君に感情移入して泣きそうになる。カンパニー松尾氏の「人に迷惑かけていいんだ」のセリフにぐっと来る。
打ち上げ。映画を観たせいか、加賀君に親近感。話しかける。何かプロデュースしたくなる奴だ。酔いどれる。

加賀君の未来に良いことがたくさん起きますように。
俺に悪いことが起きませんように。

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2006年1月29日 (日)

ピンク映画トキワ荘の青春 その1

いまおか 最初説明した方がいいと思うんで。僕が95年の30歳の時に監督デビューしたんですけど、丁度その頃高円寺で女性の人と同棲を3年ぐらいしてたんですが、ちょっと問題があって追い出されて、獅子プロダクションという当時所属していた会社の倉庫に住むようになったんです。それで坂本(監督)が、小岩に住んでいたんですが「一緒に住むよ」ということになりまして、全くその頃お金がなかったんで二人で新宿の部屋を借りて住み始めたんですが、何故かそこに住むところがなくなった大西(裕・助監督)や(伊藤)一平(助監督)だとかが転がり込んできて、(同じアパートにピンクの監督・助監督が住むという)そういう状況になったということなんですが。

坂本 僕が一番最初に会った助監督っていまおかさんだったんですね。面接っていうか、その時は監督は瀬々さんだったんですけど。で、僕はいまおかさんと5年ぐらい一緒に住んでいたんですが。裕くんは…大西くんは専門学校の同級生で、僕の方が在学中から助監督してたんで、僕の後輩になるんですが、なんとなくピンクやらないかということで誘ったと思う。伊藤くんは何でピンク来たんだっけ?

伊藤 104で。というのは「映画秘宝」という雑誌で、「監督になるための方法」というインタビューで、いまおか・坂本両カントクの二人が載っていたんですが、確か坂本さんが、国映…映画を作っている事務所なんですけど、電話番号を104で調べてやってきたというのが書いてあったんです。それで同じことやったんですけど。

坂本 コレってピンクの監督をすると、家賃が払えなくなるっていう系譜なの?キミは家賃が払えなくなってうちらのとこに来るようになんだんだよね。

伊藤 そうですね。今、4万9千円のとこに住んでるんですけど、大西さんと折半ではらってます。

坂本 ま、今は僕らは住んでないんですけど。

いまおか 卒業したんですけどね。

坂本 僕も2年ぐらい前に卒業した。

いまおか 大西はなんで住むようになったの?

大西 いやあ、なんとなくというか…家賃を2年分ぐらい滞納しまして。なんか素晴らしい楽園があるという噂を聞いて参入しました。

坂本 高田馬場に住んでいて・・。

大西 家賃1万5千円・・・。

坂本 1万5千円のところを20万近く滞納してた。もうダメだから来いって言ったなあ、そういえば。

いまおか そんなにしてまでピンクの助監督って…普通に働けばいいじゃん。

大西 ピンクの助監督もそんなにやってなかった…。働いてなかった…。

坂本 裕くんがこん中で一番なまけものだからな。…みんな、いまおかさんの助監督やったことあるんだよね。僕もチーフ、やってるなあ。裕くんも、いまおか組・・。

大西 ありますよ。いまおかさんのでピンク映画に行ったっていうか、(いまおかさんに)吸い寄せられたんじゃないのかな。

いまおか ありがとうございます(笑)助監督の時って、何でしんどかったのかって思うと、やっぱり何のためにやってるかというと、監督にいつかなるだろうと思ってやっていて、人を仕切ったりとか、何時に人集めるとか苦手だったんですよ。それでもやれたのは、そういう日々の中でホン(脚本)書いたりとかっていう監督になろうという作業をしながら、そういう段取りとかもしなくちゃならなくて、気持ち的に落ち着かないって言うか、しんどかったんですけど。そんな時に一緒につうか、同じしんどい所にいる奴が近くにいるっていうのは、別に相談なんかしないんだけど、そこでなんとなくやめるってとこに行かなかった。1人で生活してたらダメだったかもしれないって、今ちょっと思うところがあるんだよ。

坂本 いや僕ね、本当にいまおかさんと一緒に住んでたり、いまおかさんが先輩だったことに感謝してる部分があって。僕らの先輩、瀬々さんとかは既に監督だったんですよね、僕が入った時には。いまおかさんがその時助監督で、僕が助監督をして1年目ぐらいに、監督デビューしたことで、監督になれるというリアリティを持てたんですよね。いまおかさんは、一緒に住んでて、読書家だったし、自分でシナリオとかも書いてる姿を見てたんで、そういう所を真似したところは僕はあったんすけどね。

つづく

(2006/1/22 ポレポレ東中野にて)

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2006年1月28日 (土)

ほっ

昼頃起きてマック食う。ジョナサンで時間つぶし。
東中野へ。和田、中村と鍋食う。ポレポレ東中野「かえるのうた」最終日。
無事にここまで来れたのは、ホント皆さんのおかげです。ありがとうございました。

いつかお返ししたいです。映画撮ります。それしかできません。よろしくです。

今後も「かえるのうた」上映あります。浜松、大阪、名古屋・・・可愛がってやって下さい。
DVDもでます。買って下さい。

あー、終わってホッとしてます。皆さんに感謝。

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2006年1月27日 (金)

本日最終日

朝からジョナサン。考え事。
国映よってマンガ喫茶。「キャプテン」20巻まで読む。イガラシ長いな。次は近藤?ちばあきお構成うまい。
家で巻き寿司食って、ポレポレ様子見。北本と久しぶりに会う。吉岡つれて銀座へ。富岡さんらと飲み。カラオケ。朝まで。

「かえるのうた」上映も本日最終日です。これまで見に来てくれた方々ありがとうございました。
毎日落ち着かなかったので正直ホッとしてます。届いたんだろうか、届いてますか。
真面目に生きよう。

イベントあります。カネコアツシさんとお話しします。みなさんよろしくお願いします。
大阪、第七芸術劇場「たまもの」も最終日です。こちらもよろしく。

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2006年1月26日 (木)

コツコツ

守屋から「おじさん天国」2稿目届く。ジョナサンで読む。うわっ、傑作や。こんなん撮れるかな。
ランザン、守屋打ち合わせ。「竈」でつけ麺。うまい。
マンガ喫茶で「キャプテン」続き。イガラシがキャプテンで14巻まで。
夜、ポレポレに顔出して、家で谷岡ヤスジ読んで寝る。

「かえるのうた」もあと2日。どうかお客さんはいってくれますように。
最終日はカネコアツシさんとトークです。
みなさん、よろしくお願いします。

できることからコツコツと。

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2006年1月25日 (水)

キャプテン

富士そばでカツ丼食って、マンガ喫茶。ちばあきおの「キャプテン」を読む。泣く。
恵比寿ガーデンプレイスで「ある子供」観る。ダルテンヌ兄弟、相変わらずのいさぎよい捨て方にうなる。間違っちゃうんだよな人間って。間違ったあとにどうするのか、夕暮れの恵比寿の街を歩きながら考えさせられる。
夜ポレポレに顔を出す。奥原さんらと飲み。大声で笑う。

「キャプテン」って、キャプテンの話だから一年で主人公変わるんだよな。今日は谷口、丸山と読んだ。いろんなキャラの奴がそれぞれの持ち味で自分なりのキャプテンに成長していく。この方式で映画作ったらおもろいかも。野球じゃなくてもいいけど。


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インタビュー その4

いよいよあと3日!
映画を観た方の感想やインタビューなど、まとめてみました。

ムービーウォーカー
http://www.walkerplus.com/movie/report/report4194.html

毎日インタラクティブ
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/cinema/news/20060113org00m200043000c.html

film-navi (関連ブログなどを集めて紹介しています)
http://www.film-navi.com/02/134.html

東京近郊にお住まいの方は急いで!27日までです!!

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2006年1月24日 (火)

相談

なんか急に暇になった。ジョナサンで暇つぶし。家で「恋する幼虫」見直す。気持ちを撮るってこういうことなんだと思う。いい映画でした。

夜、ポレポレ東中野。上映後向井君らとのみ。シナリオの書き方教えてもらう。

「渡る世間は鬼ばかり」見てて、藤田朋子にいらっとする。藤田朋子が子供を送り迎えできなくなったので近くの学校に転校させるとか揉めている。相談しろよ。一人で勝手に決めたら失敗するって。揉め事が起きたらおおごとにして誰かに助けてもらうことが、大事だと思う。

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2006年1月23日 (月)

部長

昼頃起きて焼きそば食って、ジョナサンへ。考え事。
夜「桔梗」のつけ麺食って、「かえるのうた」上映&トークイベント。
坂本、大西、一平と話す。大西、監督デビュー宣言したね。
みんなと飲んでかえる。

監督になるっていうのは平社員が部長になるみたいなものですか?って聞かれたけど、その通りかもしれない。部長になって何をやるのか、やり続けられるのか、立っている場所で問いつめられるんだと思う。監督は偉くないよ。食えないし。専門の技術とか持ってないし。だからこそ何をやるのか、さらけ出してたくさん考えるしかないです。

大阪の第七劇場で「たまもの」やってます。大阪の皆さん、よろしくです。

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インタビュー その3

INTROサイトで、インタビューのつづきがアップされました!http://www13.plala.or.jp/intro/Contents/Interview/interviewindex.htm

今回は、「濡れ場の演出について」など、よりディープな内容。いまおかワールドの徹底追求編です。

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2006年1月22日 (日)

別にいいじゃん

夕方まで寝てる。鍋焼きうどん作って食う。
夜、ポレポレ東中野。「かえるのうた」上映&トークイベント。
井口さん、篠崎さんありがとうございました。
打ち上げ。朝まで。

そういえば、ポレポレ東中野の方が、ドキュメンタリーとピンク映画が似てるってことを言っていた。
世の中から放っとかれているところ。放っとかれてるから好きにやるしかない。見捨てられてるからあがくしかない。小さくても大事な何かに触れたいと思う。

今日もイベント。坂本と大西と一平と話します。人前に立ってはいけない人々。
別にいいじゃん。

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2006年1月21日 (土)

ようやく

「南の島にダイオウイカを釣りにいく」でけた。嬉しい。
下北沢ラカメラ持って行く。上映。意外とうけた。嬉しい。
ポレポレ東中野へ。「かえるのうた」上映後トークイベント。
中原さん、柳下さんありがとうございました。
朝まで飲み。大阪屋を出ると雪だった。

作るのしんどいけど、こうして終わってみるとやって良かったと思う。
やってみないと分からないことが多いのに気付く。
雑多にやっていく中で、偶然に掴み取ったものが自分を支えていくんだと思う。
バンバン撮ろう。
あとはそれがお金になればもっと良い。

今日もイベントあります。
篠崎さんと井口さんと話します。なんかおもろい話ができると良いな。

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2006年1月20日 (金)

ひたすら編集。
夜、気晴らしに「かえるのうた」上映様子見。
出てくるときのお客さんの顔を見るのが好きなのです。
つまんなそうだったり、寝起きだったり、泣いてたり。
見も知らない人と会話したような気になる。
何かを背負ったような気になる。

帰って編集。徹夜。
ひとまかせなんだなと思う。人にあれこれ言われてかろうじて真面目にやれる。
真面目にやればいつか終わる。
きっと終わる。
終わると楽しい。ちょっとは楽しい。

今日はイベント。中原さんと柳下さんと話します。ドキドキだけど楽しみ。

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イベントについておさらい。

さて、今日から3日間トークイベントを行います!

1/20(金) ピンクエーガ界に捧ぐ
ゲスト・・中原昌也(作家・ミュージシャン)×柳下毅一郎(特殊翻訳家・ライター)
☆ピンク映画のファンである二人による、愛あるトーク。

1/21(土) 女子の友情、見ちゃイヤ!イヤ!
ゲスト・・・井口昇(映画監督)×篠崎真紀(ライター・イラストレイター
☆女子の生き方について、友情についてディープに語る?

1/22(日) ピンク映画トキワ荘の青春
ゲスト・・・坂本礼(監督)×大西裕(助監督)×伊藤一平(助監督
☆かつて、いまおかしんじ監督も住んでいた新宿にあるピンク映画監督を目指す若者たちのアパート。ここに住む歴代の監督・助監督たちのセキララな私生活を語る?!

もちろん、いまおかしんじ監督もトークに参加します。
期間中にもしかして、女優さんの来場もあるかも・・・。

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2006年1月19日 (木)

ひとにやさしく

編集。
夜、いましろ師匠、瀬々さんと飲み。
朝まで。

「ダイオウイカ」明日の上映には間に合わせます。
すいません、しまださんもう少し待って下さい。

気が狂いそう。やさしい歌が好きで。
あなたにも聞かせたい。

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インタビュー その2

ニフティシネマトピックスで記事がアップされました!

○いまおかしんじ監督インタビュー
http://www.cinematopics.com/cinema/topics/topics.php?number=846

○初日レポート
http://www.cinematopics.com/cinema/c_report/index3.php?number=1782

一度観た方も、まだの方もお友だちなどお誘いあわせの上お越し下さい!

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2006年1月18日 (水)

すいません

ずっと家で編集。うまくいかん。
「桔梗」でつけ麺。本屋でコミックビーム買う。
いましろ師匠の「ららら劇場」読む。なんかホッとする。
ポレポレ東中野「かえる」様子見に行く。家に帰ってまた編集。
眠くて仕方ない。テンパってるのに何でだろう。

すいません。書くこと思いつきません。
どーでもええわと呟くと少しだけラクになる。

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2006年1月17日 (火)

追いつめられて

ここ4ヶ月、金になる仕事してない。不安だ。
「ダイオウイカ」の編集進まず、だんだん追いつめられていく感じ。
「かえるのうた」上映見に行く。外人来てた。女子も10人くらい来てた。
飲まずにかえる。編集もせずテレビで「K-PAX」見る。そして寝る。

昔、トシキさんのシナリオを書いた時のことを思い出す。全然書けずにインギリギリになって、それもNGが出て、もうとにかく書くしかないって追いつめられて、でもトシキさんは、早く書けとか言わなくて、ただ待ってくれていた。それで安心したんだ。任せてしまおう。倒れるときは一緒なんだと思えた。「苦しんでくれ。お前がラクすると俺がしんどくなる。」トシキさん、笑って言う。
鬼と思ったが、ホントかもしれないって思って頑張れました。

ラクしないで、苦しんで、編集しよう。

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2006年1月16日 (月)

ホッとしてます。初日舞台挨拶、2日目ビトライブ、終わって静かに平日モードへ。来てくれた皆さんありがとうございました。

ビトライブ、夢でした。いつかやろういつかやろうって、10年かかりました。やってて良かったなあ。
ビト君の「かえるのうた」聞きながらそう思いました。こんな日があるって事を大事にしたいと思います。いろんな人に迷惑をかけながら、かけられながらこういう事が少しずつ実現するのだと思います。みなさんに感謝です。

1月21日(土)からガンダーラ映画祭が始まります。なぜか私も参加してます。「南の島へダイオウイカを釣りに行く」という短編映画なのですが、上映が決まっているのにまだ作品ができていません。編集、かえる、編集、かえる。テンパってます。

きっとうまくいく。全てうまくいく。

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2006年1月15日 (日)

笑顔

「かえるのうた」無事初日を迎えました。みなさんありがとうございました。
メチャクチャ嬉しいです。

上映前に東中野の駅前で、カエルの着ぐるみ&吉岡フォークライブでチラシまきやりました。
みんな薄笑いで通り過ぎていきます。
それでも来てくれた人いたんだ・・・ホント感謝です。
笑われたいんです。バカにされたいんです。そこから始まる出来事のなんと多いことか。
最後の最後に、バカにしたくてもできない何かを見つければいいと思います。

だから笑って、キミの笑顔が見たいんだ。ね、女池さん。

今日は、上映後にビトライブあります。ビト君とは付き合い古いです。10年ぐらい音楽やってもらってます。とても沁みる音楽なんです。聞いたらびっくりすると思います。是非来て下さい。

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2006年1月14日 (土)

覚悟

今日から「かえるのうた」上映です。皆さんよろしくお願いします。
観られることでしか皆さんと繋がれないので、ホントもうお願いします。

ポレポレ東中野で「世界は彼女のためにある」を観る。
嘘の交換日記とアホな現実がリンクしているところ、感心しました。
おもしろかったです。

上映後、保坂監督達の打ち上げに勝手に参加。言いたいこと言う。
作り手達が面白がってやりたいことやってて、それはそれで良いんだけど、そんなに物事をあっさり肯定して良いんだろうかとか、お客さんが入っていく隙間みたいなものがないので、ついていけなかったとか何とか、酔っぱらって失礼なこと言ってしまいました。保坂監督許してね。メンゴ。

吐いた唾は自分にも降りかかる。こんな風に俺もいろいろ言われるんだよな。つまんないとかさ。それが映画をつくるとか、人とつながるとか、そういうことなんだろうと思う。
しんどいけど、悪い事じゃない。覚悟して上映にのぞみます。

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初日舞台あいさつ

いよいよ初日です。

そして今日は、なんと!向夏さんのお誕生日だそう。
なんて嬉しい偶然でしょう♪

「かえるのうた」出演のお二人もブログをやってます。

☆向夏の放課後日記
http://konatsu.seesaa.net/

☆平沢里菜子公式ブログ
http://blog.dmm.co.jp/actress/hirasawa_rinako/

もちろんお二人とも上映前舞台挨拶に登場する他、
吉岡睦雄さん、伊藤猛さん、川瀬陽太さん、そしていまおか監督も来場予定です。

それでは、劇場でお待ちしてます!

宣伝スタッフKM

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2006年1月13日 (金)

インタビュー続々アップ中!

いよいよ明日から公開です!

インタビュー掲載記事が続々アップ中です。

平沢里菜子さん
☆ZAKZAK(夕刊フジ)
http://www.zakzak.co.jp/gei/2006_01/g2006011302.html

向夏さん
☆おとなの新聞
http://www.otoshin.jp/topnews/20051125.html

☆ムービーウォーカー
http://www.walkerplus.com/kyoto/latestmovie/report/report3642.html

いまおか監督
☆シネマカフェ
http://www.cinemacafe.net/photorepo/

☆INTRO ※ネタバレ注意!
http://introweb.sakura.ne.jp/blog/archives/110/

☆シネトレ ※ネタバレ注意!
http://www.cine-tre.com/cinematopics/?20051230

明日は舞台挨拶を予定してます!!

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太陽がいっぱい

明日から「かえるのうた」上映です。皆さんよろしくお願いします。

近所の成子神社で厄払い。厄年なんで、ビビってます。悪いことが起きませんように。
「かえるのうた」入りますように。本気でお願いしてきました。
ジョナサン、考え事。吉祥寺、ピンサロ「S・G・R」。
帰ってきて家で編集。
夜、テレビで「白夜行」すこし見る。
つらいことがあると、本を暗記するという少年と少女に感情移入する。

獅子プロ時代はよく本を読みました。本を読んでいるときだけは、現実逃避できました。
寺山修司の詩を思い出す。

友よ、寂しいときは口の運動を繰り返せ。
「太陽がいっぱい、太陽がいっぱい、太陽がいっぱい、太陽がいっぱい、太陽がいっぱい」

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2006年1月12日 (木)

ダメ人間

家にずっといる。「ダイオウイカ」編集。やったりさぼったり。西新宿ジョナサン。部屋を逃げ出しボンヤリする。夜「かえるのうた」テスト試写。終わって女池さんらとビール一杯のつもりが、深夜まで。気がつくと松江君家で寝てた。

本も読まず、映画も観ず、酒ばかり飲んでいる。

昔、川島さんにむかって冗談で「ダメ人間」と言った。その時の川島さんの何とも悲しそうな、つらそうな顔。何故か時々あの顔を思い出す。

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2006年1月11日 (水)

ノー・ウーマン・ノー・クライ

体調悪い。なんとか起きだして監督協会。坂本の伊藤俊也監督インタビューお手伝い。ムルギーカレー食って、アルゴ。イベントチラシ受け取って、国映。大人しく帰る。豚まん食って、西新宿ジョナサン。ぼんやり京都の夜を思う。
「ろくでなし」でぐだぐだに酔いどれて、ふと気付くと横ちゃんダウンしてカウンターに女池充が・・・女池マスター薄笑いでフェイバリットソングをかけまくる。何曲目かにボブ・マーリィの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」がかかる。ボブ・マーリィの妹がレイプされて、その妹のために作ったとかなんとか・・・女池充の話を聞きながら泣きそうになりました。女、泣くな。女、泣くな。みんなで大合唱。
店を出たら朝で、目の前にばーっと鴨川の河原があって、みんなでぐだぐだ歩いて。

女、泣くなの後はこう続く。

トレンチタウンの官庁の庭に二人で座ってた日のことだ
ジョージが薪に火をくべると炎は一晩中 燃え続けていた
コーンミール粥を作っておまえと分けあって食べたっけ

俺にはまだこの二本の足が残っている
だから 何があっても俺は行かねばならない
俺がいない間も すべてはうまくいくさ
きっと うまくいく
世の中すべて
いつか きっとうまくいく
そうさ 何から何まで
俺たちの望むとおりになっていく
世の中すべて
きっと 今よりもよくなっていく

だから
女よ 泣くな
俺のちっちゃな恋人
涙を見せちゃいけない

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2006年1月10日 (火)

忘れて

大阪3日目。朝、京都から帰ってくる。良い天気。女池充ハイテンション「ボク、酔ってるよお!」更に飲みは続く。サマンサ、川北さんも巻き込んで、べろべろで観覧車に乗る。難波に移動。台湾ラーメン食って、スパワールドでお風呂。
ここからみんなと別行動。今宮戎お参り。お土産買って、十三の汚い飲み屋で串カツ。「日本一高い立ち飲みや」ぴちぴちのTシャツ着たおねーちゃんに相手してもらって、一杯千円のお湯割りを飲む。
ほろ酔いで第七芸術劇場へ。帰る前にご挨拶。
大阪の皆さんありがとうございました。鶴橋「万正」で焼き肉食って、一路東京へ。

いろんなこと忘れて、さぼって遊びまくった3日間でした。
忘れて、ぼんやりしていると、少しだけ頭を整理できるのです。いろんなことを忘れることで、たくさん救われてきた気がします。
忘れさせてくれてありがとう。
大阪の皆様、いろいろとご迷惑をおかけしましたが、またよろしくお願いします。

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2006年1月 9日 (月)

どーでもええわ

大阪2日目。みんなで難波に出かける。自由軒で、カレー。歩いて新世界ぶらぶら。西成の銭湯。気持ちいい。いい感じで、串かつ。ビールやらお酒やら飲みつつぽつぽつ話す。有線のBGMに泣かされる。

夜になって第七芸術劇場に戻る。黒田エミさん、ブラックまおさん来て、女池充挨拶再び。来てくれた皆様、ありがとうございました。合コン。盛り上がって、京都へ。「ろくでなし」で朝まで。横ちゃんお世話になりました。笑って、どろどろに酔って、ろくでなしになって。20代にこんな青春あったらなあってすっぱい気持ちになりました。あんじーありがとう。

ピンク映画は安物の映画です。俺も安物で、考えてることややってることも安物で、だからこそ安物の意地を持たないとと思います。胸に残る何かをその中で見つけていかなくてはいけないと思います。ほっといたらただの安物になってしまうもん。さらけ出して、ぎりぎりのとこまで、行こう。

しんどくなったら、いましろたかし師匠のお言葉を思い出す。「気が滅入ることが多いが、まだ死にたくない・・・どーでもええわとつぶやくと少しだけ楽になる」

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2006年1月 8日 (日)

十三

女池さんと坂本と松江君と4人で大阪へ。車でえろえろお話。夕方十三に到着。第七芸術劇場の方々にご挨拶。今回は女池充監督作品「花井幸子の華麗な生涯」「ビタースイート」の上映があるので、大阪に来たのです。

「やまもと」でねぎ焼き。ジューシーでうまい。さすが本場。上映前に4人そろって舞台挨拶。来てくれた人たちに感謝です。ありがとうございました。その後は怒涛の飲み。えろえろしゃべって、ぐでんぐでんで沈没。

しゃべるの下手です。それでも映画についてたくさんしゃべりたいと思います。たくさんしゃべって、たくさん考えて、誠意を持って映画に向き合いたいです。見知らぬ誰かと出会うことの驚き。めんどくさいけどおもしろい。

今日は新世界で酔いどれの予定。

イベント決まりました。詳細くまがいさんよろしく。

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トークイベント決定!

1/14(土) 初日舞台挨拶
   ゲスト・・・向夏×平沢里菜子×吉岡睦雄×川瀬陽太×伊藤猛×いまおかしんじ監督

1/15(日) ビト ライブ
  ゲスト・・・ビト(ミュージシャン)
☆横浜を拠点に独自の民謡ブルース"濱唄"を唄い歩く、ビト。本作テーマソング「かえるのうた」の作詞・作曲の他、エンディング曲を提供している彼の一夜限りの劇場ライブ。

1/20(金) ピンクエーガ界に捧ぐ
   ゲスト・・中原昌也(作家・ミュージシャン)×柳下毅一郎(特殊翻訳家・ライター)×いまおかしんじ監督
☆ピンク映画のファンである二人による、愛あるトーク。

1/21(土) 女子の友情、見ちゃイヤ!イヤ!
  ゲスト・・・井口昇(映画監督)×篠崎真紀(ライター・イラストレイター)×いまおかしんじ監督
☆女子の生き方について、友情についてディープに語る?

1/22(日) ピンク映画トキワ荘の青春
   ゲスト・・・坂本礼(監督)×大西裕(助監督)×伊藤一平(助監督)×いまおかしんじ監督
☆かつて、いまおかしんじ監督も住んでいた新宿にあるピンク映画監督を目指す若者たちのアパート。ここに住む歴代の監督・助監督たちのセキララな私生活を語る?!

1/27(金)まんが道v.s.えいが道
   ゲスト・・・カネコアツシ(映画監督・漫画家)×いまおかしんじ監督
☆『乱歩地獄』の監督と監督補として知り合ったという二人。最終日打ち上げトーク

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2006年1月 6日 (金)

川島伸夫

昼頃起きてメシ食って、アルゴへ。イベントのことなど打ち合わせ。国映行って、お年始。酒盛り。酔っぱらって女池充とイメリン新年会。しまださん、ムラケン、松江君、井口さんとかと飲む。記憶無く寝る。
「かえるのうた」のきっかっけは川島伸夫でした。川島さんは大学の時の先輩でずっと友達でした。おととしの10月末に、自殺しました。車に練炭積んで、海の見える道路で死にました。アル中で、素人童貞で、いい人でした。死んだのは女のせいだと思いました。一人くらいやらせる女がいなかったのか。世の中にこんなにたくさん女がいるのに、どうして川島さんの良さを分からないのか。女なんか嫌いだと思いました。
女に絶望している男二人の話をやろうと思いました。俺と川島さんの話。でもきつくてできませんでした。川島さんがコロコロ笑ってるのなんか思い出したりして、ダメでした。
女二人の話にしました。男に絶望していて、それでも男にしがみつくしかなくて、なんとか生きていこうという話。
10年後に、街でバッタリ会うのです。俺と川島さんは。

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2006年1月 5日 (木)

めんどくさい

東京に帰ってきました。新幹線で3時間あっという間です。
近所のマックで考え事。今年の目標「アユ200匹釣るぞ」去年は20回行って102匹でした。

初めてアユ釣りに行ったのは去年の7月でした。いましろたかしさんと伊豆の稲生沢川に出かけました。2匹釣りました。メチャクチャ面白かったです。アユ釣りはオトリ任せなのです。オトリ君頑張って!そう願いながらオトリを泳がせていると、急に来るのです、ガツンと、それからギューンと引きます。9メートルの竿が弓なりになります。寄せがまた難しい、川の流れがあるからね。で、釣り上げると辺りにスイカの匂いが漂います。鮎はコケを食っているのでそんな匂いがするのです。体キレイだし。アユ釣れるの日本しかないんだぞ、夏しか釣りできないし。無我夢中で朝が夕方になります。この何も考えない感じがいいのです。嫌なことを忘れられる。この感じで映画を作ることができればいいのに。

大久保の「桔梗」でつけ麺。相変わらず濃厚でうまい。家に帰って、「ダイオウイカ」編集開始。めんどくさい。編集大嫌い。映ってる以上のものなんて出てくるわけないと思いながら何とかしようとウダウダ考える。

めんどくさいことの中に面白いものがあるはず。アユ釣りをやるように編集できないかな。

編集飽きたので酒飲んで倒れるように寝る。

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タコシェと模索舎にチケット置いてます!

劇場特典として大好評(残部僅少!)の、「かえるの神様 格言コ○ドーム」付きチケットを、タコシェと模索舎でも販売しております。

タコシェhttp://www.tacoche.com/

模索舎http://www.mosakusha.com/

格言は1枚1枚違うので、お楽しみに。お守りになるよ(たぶん)

また袋の絵柄もバージョンアップ!井出画伯による《かえるスタンプ》付きです。

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他に販売できるところも探しております。

かえるグッズショップやいまおか監督ファンの集う飲み屋など「うちでも売ってもよいよ」という方、ご一報ください。

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2006年1月 4日 (水)

決断力

家を見に行ってきました。表札変わってた。ガレージも閉まってた。ガックシ。

近所を散歩。本屋で羽生善治の「決断力」深沢七郎の「盆栽老人とその周辺」を買う。駅前のミスドで暇つぶし。

「決断力」を読む。わかりやすい。将棋を通して感じたことのあれこれを書いているのだが、将棋という狭い世界について思考すること、そのことに限定することによって逆に深くなっている気がする。そこには羽生の実感がある。いわく「将棋を通して人間の本質に迫りたい」

「映画を通して人間の本質に迫りたい」思うのだが、なかなかできない。追い詰められて無我夢中で仕方なく選んでいくことでしか、決断できません。分かることとできることは別ですよ、羽生さん。

朝生が来る。親に紹介する。夜になったので酒を飲む。親父と羽生善治について激論。倒れるように寝る。

今日東京に帰ります

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2006年1月 3日 (火)

ひま

やることなし。昼ごろ起きてお雑煮を食う。風呂入ってテレビ見る。年賀状書いて気がつくと夜。鍋食って酒飲んで倒れるように寝る。

思えば実家にいる頃の冬休みは大体こんなもんだった。暇で暇で余計なことばかりしていた。ストーカー。電車通学で好きになった女の子の後をつけて家を突き止めた。割と近いとこだったので、毎日犬の散歩で彼女の家を眺めていた。ガレージが開いていたら、こっそり彼女の自転車にまたがったりした。彼女と一緒の電車に乗るために早起きした。学校に遅刻しなくなった。したいことも見つけられず、女の子と恋愛したこともなく、無性にイライラしていたあの頃、唯一の救いは彼女の顔を見ていることでした。「見る前に跳べ」「やらない後悔よりやった後悔」そんな本をやたら読んで、告白しようとずっと思っていたけど、結局声はかけられなかった。

ひまだ。彼女の家に行ってみよう。あの頃飼っていた犬は死んでいないけど、ぶらぶら行ってみよう。彼女に会えるかも。39歳の。

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2006年1月 2日 (月)

宍戸錠

新世界で映画を観る。「兵隊やくざ」と「極楽坊主」。いきなり映画館に入るとモノクロの大画面「兵隊やくざ」の最後のほうだった。勝新太郎のたちまわり、うまいなあと感心。脱走のくだりはよしいけ!と痛快だった。こんなおもろい映画だったんだ「兵隊やくざ」監督は増村ヤスゾウ。次の「極楽坊主」監督は武田一成。こんな映画があったことすら知らなかった。配給はダイニチと出ていた。主演はほっぺパンパンの宍戸錠。宍戸錠はさすらいのエロ坊主。自慢の如意棒で女たちとやりまくっていくうちに寂れた寺を救うというかなりいい加減な映画だった。女優が脱ぐたびに客席のおっさんが身を乗り出すのがわかる。ピンク映画やなこれ。

観終わって新世界の街をぶらぶら、コンビニができていた。20年の歳月を思う。歩いてるおっさんは変わらない。座り込んでワンカップをすすってる。いつか見た風景。宍戸錠は変わった。ほっぺのシリコンを抜いて普通のじじいになった。変わったり変わらなかったり変われなかったり、いろんな人が雑多に適当に生きていて、それはいいことなんだよなと思う。

実家で両親や妹たちの旦那やら子供やらと団欒。酒飲みまくって倒れるように寝る。ここではいつまでたっても子供なんだと思う。

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2006年1月 1日 (日)

あけましておめでとうございます

大阪にいます。新世界のあたりウロウロしてマンガ喫茶でこれを書いてます。正月早々なぜか顔を怪我してる人が多いです。ここは浮浪者と労働者の街。女いないです。映画館がたくさんあって、パチンコ屋もたくさんあって、薄汚れてます。食い物安い。日本酒2合頼むともう1合ついてくる。ビデオボックスがたくさんある。エロとアルコールとけんかの街。いつもどこかでおっさんが怒鳴ってる。こういう街に18歳のころ入り浸ってました。ロマンポルノと出会いました。童貞を失いました。ぬるくてぬくくて汚くて、それでもここにいると優しい気持ちになりました。浮浪者たちを思いっきり馬鹿にしながら、浪人生活に苛立った気持ちがホッと一息つけたのです。ここにいた1年間が今も自分のどこかを支えている気がします。昨日は青春18切符で東京を抜け出し、伊勢神宮にお参りしました。二見浦のかえるの神社に「かえるのうた」大入り祈願してきました。「お願いはひとつにしましょう」と書かれてあったが無視してたくさんお願いしました。これから実家に帰ります。今年こそいいことありますように。

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