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2005年11月13日 - 2005年11月19日

2005年11月19日 (土)

メケメケ

「愛してよ」の福岡監督インタビュー、メケメケでした…
でも、いい記事にせねば。
すごく多くのモノを含んでいる映画だと思ってます。
それはどんな映画でもそうっちゃそうなんですが、すごく「覚悟」ってことが感じられる映画でした。
ニューヨークに行って強く思ったんですが、もうこれからは「本気な映画」しか見たくないし、「本気で映画」作らなきゃな、と。
誰だって本気だろうし、ボクだってこれまで本気じゃなかったってことではないのですが、それでは全然ダメなんだって思ったんです。
「愛してよ」は強度のある映画です。
見やすいだけの映画ではないかもしれませんが、人と出会うように、この映画とも出会ってもらえたら嬉しいなって思ってます。
今のボクはそこまではいってませんが、みなさんや、カミさんや、息子に見限られる前に、「本気」で「強度」のある映画を、ピンク映画を、作らねば。


今日は田尻さんの「孕み」の初日です。

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2005年11月18日 (金)

イベント情報!

女池充監督作品特集
「花井さちこの華麗な生涯」「ビタースイート」イベント

11/26(土)「花井さちこの華麗な生涯」初日舞台挨拶 
■ゲスト:黒田エミ 伊藤猛 螢雪次朗 速水今日子 中野貴雄(脚本家)  女池充監督ほか出演者ほぼ全員予定

11/30(水)実録 女池充
■ゲスト:藤井謙二郎(「ピンクリボン」監督) 川瀬陽太(俳優)

12/2(金)地獄女史と稲妻サンダーのキャットファイト講座
■ゲスト:稲妻サンダー(黒田エミ) ブラック・マオー 地獄女史 女池充監督

12/3(土)Pinky Tusker 参上!
■ゲスト柄本佑(俳優) サトウトシキ(監督) 女池充監督

12/7(水)華麗な恐怖分子たち
■ゲスト:ガイラ(監督・予定) 大泉りか(作家) 中野貴雄(監督・脚本家)女池充監督

12/9(金)明日の巨匠たち、「宇宙戦争」と「TAKESHIS'」を斬る
■ゲスト:松江哲明(監督)、村上賢司(監督・予定)、真利子哲也(監督)女池充監督

                                          
※連日上映後に中野貴雄監督の短編「花井さちこの冒険 ICBM(大陸間弾道娘)の巻」の上映あり

12/10(土)「ビタースイート」初日舞台挨拶 
■ゲスト:向夏 藍山みなみ 石川KIN 佐野和宏 福島拓哉 西田直子(脚本家) 女池充監督ほか予定

12/14(水)ラブストーリーよ、永遠に
■ゲスト:澤井信一郎(監督) 西田直子(脚本家) 女池充監督

12/16(金)ライブ"日本映画に愛のムチを" in 東中野
■ゲスト:快楽亭ブラック(落語家) 轟夕起夫(映画ライター) 女池充監督

12/17(土)女池映画のヒロインたち...被害者の会
■ゲスト:葉月螢 佐々木ユメカ 向夏 女池充監督

12/20(火)俺に演らせろ! 演技者の監督たち
■ゲスト:石川KIN(予定) 佐野和宏 福島拓哉 女池充監督

12/23(金)昔の名前で出てみます・・・ 七福神と呼ばれた男たち
■ゲスト:いまおかしんじ 上野俊哉 田尻裕司 榎本敏郎 鎌田義孝 坂本礼 女池充 予定

※ 12/9(金)、12/23(金)のみ上映後、それ以外は全て上映前に行います。

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フォーガットンだったのに…

昨日受けた二件のインタビュー。
最初の方ので、「フォーガットン」やら「宇宙戦争」の話を、結構唐突に振られたのでおかしかったのですが、「宇宙戦争」で泣けたとか「フォーガットン」が母ものだってことはかえってあの映画に取ってはマイナスだったんじゃないかなど、その人の意見というか感想に対して上手い具合にレスポンスできなかったもんで、インタビュー中ずっと口惜しくて口惜しくて。
完敗でした。
ま、でも、そんな(って、これ読んだだけではどんなかわからないでしょうが…)自分の足下をさらってくれるような話ができるのはとっても面白いことで楽しかったんですが、やっぱり口惜しい…。

日中、急に調子を崩してしまったんですが、ボクはよく鼻炎になるんです。
そうなると寒気がしたり、鼻水が知らないうちに垂れてたりで、普段に増して集中力が切れてしまうんですが、そんな中(夜)、下元史朗さんが出演されている舞台へ。
でも、やっぱりというか、具合悪くてお話が頭ん中に全然入ってきませんでした。

今、福岡さんの「愛してよ」を再見したところ。
今日は監督協会の広報委員として、福岡さんに「愛してよ」に関するインタビュー。
インタビューなんてやったことないし。
ふ〜。
「愛してよ」は12月17日(土)から渋谷イメージフォーラムです。

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2005年11月17日 (木)

すべての人の心の中にある高崎

昨日は取材を三件受けました。どれもいずれネットでアップされるそうです。アップされたら告知します。
でも…、ちと失敗してしまいました。
ネガティブとポジティブの匙加減が上手くいかなかった。
インタビュアーの方には、ネガティブの部分ばかりを受け取られてしまった感が…。
ま、次頑張りましょう。
今日も昼から取材が二件。
そのうちのひとつは「ビタースイート」で主役をやってもらった向夏さんと一緒です。

お願いごとをした手前もあって、ムラケンさんの「夏に生れる」を昨晩ビデオで見ました。
ホントは映画館で見たかったんで今まで見ないできたんですが、見てしまいました。
ちょっと衝撃を受けました。
映画の構造に。
それと、その不穏さに(特にはじめの方、カメラを自分に向けた時が…)。
日々生きていて、どうも落ち着かない時って間々ありますが、そんな時に感じる感情が映像化されてるって感じ。
だから、見終わって、どうもざわざわして仕様がないんです。
なんだか、掻き回されてしまいました。
全くトンチンカンな例えをしてしまうならば、ニコラスローグの「赤い影」がリメイクされるそうですが、その監督はムラケンさんが打ってつけだと思いました。
穏やかさと不穏さの同居し具合がなんとも奇妙で絶妙なんです。
そういう部分が「赤い影」と、ボクの中では結びつくんです。
このあとムラケンさんがホラーを取っていったというのも、なんだがわかる気がしました。
ドキュメンタリーをやっている人の足下を揺さぶり、フィクションをやってる人に鏡を向ける。
したたかな過激さを内包した、7年前に作られてるのに、いまだすごく稀有な作品です。

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2005年11月16日 (水)

ひとつずつ

4年ぐらい前か、十文字映画祭という秋田県の十文字町で毎年冬の雪深い時期に開催されている(町の人たちは逆転の発想で、寒さと雪を映画祭の売りにしてしまおうと冬に映画祭をやっているんだそうです…)映画祭に「多淫OL 朝まで抜かないで」(今回のオールナイトで上映します)で招待していただき、脚本の西田直子と参加させてもらったことがあるんですが、その時の映画祭は監督や役者さんたちも当然たくさん来ていたんですが、脚本家の人たちもたくさんいて、きりたんぽ鍋をごちそうになっていた時のこと、ボクのまわりは脚本家の人ばかりだったんです。
どうも被害妄想やら自意識過剰な性分なもんで、「俺たちは一字一句魂削って脚本書いてんだ」ってプレッシャーを勝手に感じてしまい、ドキドキ緊張しながらきりたんぽを食べてたっていういい思い出があるんです。
で、昨日、来月の「月刊シナリオ」に「ビタースイート」のシナリオが掲載されるので、そこに載せるためのインタビューを受けに、西田直子とシナリオ会館に行ってきたわけです。
シナリオ会館。
まさに、シナリオの総本山。
一歩足を踏み入れただけで、なんだか肩に重たいものが乗っかってくるような…。
悪いことしてないのにおまわりさんから逃げてしまうような、なんかそんな感覚だったんです、シナリオ会館にいる間。
でも貴重な体験でした。
一度、行ってみたかったんですよね、シナリオ会館。

という訳で、来月3日に発売される「月刊シナリオ」。
「男たちのYAMATO」と「ALWAYS 三丁目の夕日」と一緒の掲載になるそうです。
角川春樹とロボットの中に混ぜてもらえるなんて!

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2005年11月15日 (火)

松江村上真利子

ニューヨークにいる間、日本との接点はたまのカミさんとのメールと、まっちゃん(松江哲明)とムラケンさん(村上賢司)のブログでした。
と、断定してしまうのもなんですが、それでもこのふたりのブログから知ることって結構ありました。
ニューヨークで「ヴィタール」を見て、あまりの映画としての小ささにちょっとショックを受けてしまったんですが、そんな時、まっちゃんのブログから経由して見た「UNDERCOVER JAPAN」の予告篇を見て、物凄く元気を貰いました。
今これを書きながら聞いているSINGER SONGERの存在を知ったり、韓国の小学生たちが日本に対するイメージを描いた絵の惨状を知ったのはムラケンさんのサイトからでした。
それに二人の発するちょっとした言葉の端々から、実はまっちゃんの映画は「あんにょんキムチ」しか見たことないし、ムラケンさんに至ってはいまだ何ひとつ映像作品を見ていないんですけど、勝手に安心してたんです。
で、ニューヨークにいる間、面白い映画や映像はゴマンと見ることができたんですが、刺激を受けたのはヴィデオアーティストの河合政之さんの映像と真利子哲也くんの「極東のマンション」という8ミリ映画でした。
昨日はそんな彼らとの会合でした。
ムラケンさんともじっくり話せたし、例え自分の好きな子がまっちゃんのことを好きになっても自分のことを納得させることができそうだし、ついに会うことができた真利子くんはまるで堅気の人みたいでした。
こんな三人(「こんな」を導きだしてるボクの頭と心の中での思考の過程は、それを再考すると時間が掛かり過ぎてしまうので割愛させていただきます…)を刺激させる映画を撮り続けていければ、結構大丈夫なはず。
というわけで、トーチカですね、ボクにとっての。

飲んだあと、興味津々だったイメリン事務所にお邪魔することができ、しまだゆきやすさんに拝謁できて感激でした(寝てしまったけど…)。

真利子くんから預かった、彼の「車のない生活」と「ウキウキ徒競争」を拝見。
「車のない生活」、始まってしばらくは「北の国から」のようでありながらも、ホントから出た邪気なんでだんだん涙腺が緩みかけきたところで、例の真利子母登場。ここから一気にコメディになってしまう強引。見事に引っ張られ、大笑いしながら見終えてしまいました。
「マリコ三十騎」の中に、ちょっと媚びてるようなお笑い感覚があったんで、勝手に彼のこと心配してたんですけど、ホッとしました。
スイマセン、何様のようなこと言って、思ってて…。
いまどきのお笑い感覚も嫌みなく消化されてました、「車のない生活」。
ああいう映像作品があれば、生み出せていければ、ボクらは世の中を牽制していけると思います(ま、見せていかなきゃ始まらないけど…)。

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2005年11月14日 (月)

「鳥彌三」は天明8年(1788年)創業の老舗です

息子のたっての希望もあり、今日は京都へ。
紅葉目当ての観光客でごった返す京都。
15日には「花井さちこ」にもご出演していただいているブッシュ大統領が御所の迎賓館に泊まられるそうで、訪問予定となっている金閣寺には物々しい機動隊員の数。
銀閣寺から哲学の道を下っていき、谷崎潤一郎の墓があるというので法然院へ。
谷崎のお墓にお参り。
金閣や銀閣と違って人気のないこともあってか、スピリチュアルな波動がビシバシ。
そこから拝観料1000円也の永観堂へ。
高いよ、1000円。
でも、敷地やお寺自体が広大で、維持費がかかりそうなので仕方ないのか。
紅葉が有名なお寺だそうですが、あまり紅葉は見なかったけど…。
さらに南禅寺へと下がっていき、お寺は見ないで湯どうふ。
どこがおいしいのかリサーチしてなかったので、観光バスの駐車場の受付をしてたおじさんにどこがおいしいのかと尋ねてみることに。
するとおじさん、迷うことなく2軒の名前を挙げてくれました。
それで、「順正」へ。
京都で湯どうふを食べるのは今回が三回目だったんですが、ここのが一番。
物凄くおいしかったです。
とうふがおいしいし、たれもサイコー。
ぺろっと食べてしまう。
お腹も満たされ、地下鉄に乗って六角堂へ。
ここ、池坊の裏手にあって、いけばなの発祥の地だとか。
いかにもいけばなやってそうなお嬢さんたちがたくさんいました。
そこからタクシーに乗って清水寺へ。
しかし道は混雑。
やっと着くも時すでに遅し。
夜間拝観は昼の拝観とは完全入れ替え制のため、そのちょうど狭間の時間帯に重なってしまい、入るためには1時間は待たねばならない状況。
しかも悪いことに、すでに夜の拝観を待つ人々の列が物凄く、清水坂いっぱい産寧坂まで続いていて、まるで初詣の賑わい。
仕方なく清水寺は諦め、産寧坂、高台寺、八坂神社、祇園と歩いていき、水だきのお店を探して先斗町へ。
でも上手く見つけられなくて、タクシーに乗って運ちゃんの知恵を頼ることに。
運ちゃん、無線で事務所に聞いてくれ、祇園の花見小路にあるお店に連れて行ってくれたんですが、そこは日曜が定休(かなり高そうな店でした…)。
帰りの新幹線の時間もあったんで、水だきは諦めて京都駅に向おうと木屋町を走っていた時、「鳥」と書かれた暖簾を運ちゃんが発見。
タイミング良く空いていたのでその店に入ることに、なったはいいのですが…
1時間ぐらいしか時間がないので水だきを食べることのみに専心したいと、給仕をしてくれるおねえさん(年はおばさん…)に事情を説明、メニューを見せてもらおうとしたら、「ウチはメニューはないんですよ」。
……頭が冷めていきました。
そこはかなり高級な佇まい。しかも、昭和30年代の日本映画見てると見ることができるような佇まいそのままの、鴨川沿いの個室…。
ここが、物凄く高級なお店だってことにようやっと気づいたんです。
現金のみかとビビったんですが、カードも使えることを聞いてひと安心。
生ビールを飲んで、つきだしのレバを食べたら、このレバがむちゃくちゃ品が良くっておいしい!
鳥の入った白濁したスープが沸騰したところで、うずらの卵と塩、七味で味付けしてスープだけをいただいたんですが、これも絶品!
それから鳥を取ってもらって食べる訳です!
そのあたりで手羽登場。
この手羽、口に入れた瞬間に上手いんです!
もう噛む以前。
野菜もおいしいかったんですが、驚いたのはおもち。
おいしいだけじゃなくって、食感がサイコー。
お鍋に入ってたのに柔らか過ぎることなく、絶妙な歯ごたえ。
もう「おいしい! 感動!」を連発。
おねえさんの給仕の仕方もパーフェクトだし。
最後はもちろん雑炊。
至福の味!
なのに、驚きは絶えることを知らず。
デザート、柿だったんですが、もう見るからに違うんです。
柿を焼酎に漬けたものらしく、味は柿そのものなんですが(甘いんだけど甘過ぎない…)、食感はゼリーのよう!
マーベラス!

いやあ〜、だらだらと書き連ねてしまいましたが、この水だきは今まで自分が外食してきた中でも最高な贅沢だったもんで…。
料理がむちゃくちゃおいしいのはもちろんですが、ロケーションがまるで吉村公三郎の「夜の河」で、山本富士子と上原謙がいた部屋に蛾が入ってしまい、電灯を消したら部屋の中が赤くなるっていう場面があるんですけど、映画の中のあの頃のような佇まいを未だに残しているような所で、しかも給仕のおねえさんの対応が極上。
1時間しかないってことを考慮に入れながら給仕してくれ、8時半ぐらいには店を出ないとなんて話をしてたんですが、デザートを出して一通り給仕し終えたところで、時間が掛かるので先にお会計を済ませてしまいましょうねとカードを預かってくれ、帰りのタクシーの中でカードの控えを見たら、カードの利用時刻が8時29分!
さらに後味が良かったのは、だいたいこのぐらいの値段かなって思ってた通りの値段だったんです。
「ウチは高いんで」なんて、おねえさんはストレートに言ってたんですが、確かに高いは高いです。
でも、需要と供給が合うから、いくら高くても後味がいい訳です。
これが東京だったら、こうはいかないのでは。

この店、「ろくでなし」のホント直ぐ近くだったんで、水だき食べてから「ろくで」でいっぱい。
これこそが京都木屋町のゴールデンスタンダードなのだ!


鳥彌三
  下京区西石垣通四条下る斉藤町136
  TEL: 075.351.0555
  昼のご予算:4,226円〜(税込)
  夜の平均ご予算:12,600円〜(税込)
  営業時間:11:00〜22:00

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