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2005年11月6日 - 2005年11月12日

2005年11月12日 (土)

今頃浅草では西村潔

昨日は昼から鯛茶漬けなる高級感漂うお食事を食してしまったため、すっかりまったりモード。
ニューヨークにいた時の時間の流れ方を思い出してしまいました…。
夕方、快楽亭ブラックさんのお見舞いへ。
ブラックさんがブログで「ビタースイート」に関するコメント書き込んでくれたんですが、その文章をチラシに引用させてもらっているので、そのお礼方々、ご挨拶のお見舞い。
初めてお会いしたブラックさん。
やはりさすがの芸人さん。
千代田区千代田1番にお住まいのある方の形態模写が上手かった!
で、11時東京駅発の寝台急行「銀河」に乗って大阪へ。
親戚の結婚式。
奈良です。
とってもいい式だったんですが、どうも年を取ったからか、ふとしたことに涙腺が刺激されることしきり。
バージンロード、花嫁をエスコートする父親が新郎と入れ替わる行為に。父の腕から離れ、新郎の腕へと手を掛ける花嫁の手に。両親に挨拶する新郎新婦の姿に涙する親戚のおじさんの涙に。新郎新婦へのプレゼントと一曲ヴァイオリンを奏でた息子に「ありがとう」と声を掛けてくれる新郎新婦の親戚たちの、新郎新婦を想う心に。なんだか静かに打たれてしまったんですが、年を取ったからなのか、自分も曲がりなりにも父親だからなのか、少しは清廉になったのか、な…。
夜になって、猿沢池のほとりを歩き、ライトアップされた興福寺の五重塔を見上げ、新大宮のホテルへ。
今ちょうど正倉院展をやっているんですが、会場の奈良国立博物館は長蛇の列。

ああ、飛鳥に行きたい…

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2005年11月11日 (金)

諸行でムーチョ

夕方、留守電に気づき聞いてみると、その昔ボクの下で助監督をやってくれていた人からで、「今日の渋さ知らずのライブ、安く見れるんで行きませんか? 私は行けないけど…」。
1分悩んで行くことに。
場所は池袋のロサ会館地下。

昨日、京都のことをちらっと書きましたが、ボクが初めて渋さを知ったのも京都に行ってた時でした。
よく行ってた「ろくでなし」というお店で、ちょこちょこ渋さが流れていたのと、よく行ってた「みみお」という中華そば屋さんは佐藤訪米さんがやっていて、訪米さんが撮った「京極真珠」という映画は未だ見れてないんですが、その音楽は渋さ(不破大輔)だったりしたので。
つい先日、渋さは多摩美の学祭でもライブをやっていて、その時はチラシ撒きをさせてもらいました。
と言っても、自分はとんぼ帰りしなきゃいけなかったので、チラシ撒きもしなかったし、渋さの音も聞けなかったんですが…。
前に一回だけ見たことがあって、それは三年前ぐらいかの、横浜は寿町でのフリーコンサート。
ただでさえ、労務者のおっちゃんやら若者やらが入り乱れて踊り狂う魅惑の場なんですけど、はまり過ぎでクラクラ。
昨日のライブは一番後ろのちょっと平均年齢が高いゾーンで、自分のまわりがエアポケットのようにポツンと空いていたので、36才、跳ねたり揺れたりしてました。
SGを弾いてたギターの人、サイコー!


その後は、このライブに誘ってくれた後輩と、最近かまっけデビューした、やっぱりボクの後輩助監督だった人がマスターやってるお店で合流。
焼酎の水割り、コップ半分飲んだところでダウン。寝てしまいました。

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2005年11月10日 (木)

make me more real

昨日のブログの文章、それを書き込んで直ぐ、昨日からクランクインした高原(秀和)さんの現場にエキストラに行きました。
雀荘の客。
牌に触れたのなんていつぶりだろ。
高校生か…。
小学生の頃はこたつのテーブルを裏返しして親父と麻雀してたような…。
でも、ぽんじゃんを買ってからは麻雀はしなくなってしまいました。
高原さんの作品は12月頭から新宿国際などで上映されるそうです。
公開題は知らないんですが、シナリオタイトルは「せつなのせつな」。

んで、夜は新宿ゴールデン街。
12月17日から渋谷のイメージフォーラムにて公開される「愛してよ」を監督された福岡(芳穂)さんとの合同行脚。
7軒まわったのかな…。
昨日は酉の市だった所為かどこのお店も結構込んでいたので、7軒全部に腰を落ち着けられた訳ではなかったんですが、飲み、チラシを置き、飲み、ポスターを貼り、飲み飲み…
てな感じで、おかげさまでありがとうございました。

友達が少なかったり恋愛経験が皆無だったりするボクですが、恩人とかお世話になった人ならたくさんいるんです!
福岡さんも、ボクに取ってのそんな方のひとり。
ボクがピンク映画の監督デビューするきっかけを作ってくれたのは、福岡さんのひとことからだったんです。
97年かな…、福岡さんが久しぶりに撮ったピンク映画「イカせたい女」の助監督をボクはしたのですが、映画が出来上がって、福岡さんが国映のおねえさん(注:プロデューサーなんです)に「女池に撮らせてやってください」と言ってくれたことが、その一言があったからボクはピンク映画を撮ることができたんです。

今回のオールナイトイベントで上映する「ぶ〜やん」という作品。
これを撮る前年、ボクは京都に一ヶ月半ぐらいいました。
それは、福岡さんが「RED SHADOW/赤影」のメイキング撮影という仕事を振ってくれたからなんですが、京都の一ヶ月半はとっても楽しかったんです。
いろんな人に出会えたし、京都で感じたことが「ぶ〜やん」という映画を生み出す後押しをしてくれたし、あんまりにも京都が気に入ってしまって、京都でピンク映画上映したいってことで P-1 Delax っていうイベントをみなみ会館でやっちゃったり…。
「花井さちこ」で音楽とアニメーションをやってくれたタロー(岸岡太郎)と出会ったのも京都だったし、京都にはかなり影響されてるんです。

縁というかなんなのか、福岡さんはボクに取って、要所要所を締めてくれる方なんです。

監督協会のホームページで「愛してよ」についてのインタビューをボクが福岡さんにすることになりました。
12月中旬にはアップされると思いますので、アップされたら告知します。
読んでください。
それで見に行ってください、「愛してよ」。

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2005年11月 9日 (水)

おいしいカレーとか、ラム肉のたたきとか…

今回の上映に際し、パンフレットを作ってもらうことになったんですが、その中のコンテンツ用に、トシキさん中野さん自分とで座談会をやったんです。
その原稿のチャックをつい今しがた終えたところです。
結構面白い座談会になってると思います。
というか、自分的に物凄く有意義な場だったというか…。
海外では評判良かったけど日本では話題に上りづらい「花井さちこ」と、いまんところ評判のいい「ビタースイート」。
監督した身としては、いろいろと聞こえてきた声に対し、反省しつつも忸怩たる思いも感じてたりするんですが、そんな自分の中で感じてたモヤモヤを、トシキさんや中野さんはある時は直接的に、ある時は間接的に話してくれて、すっきりさせてもらっちゃったんです。

そのパンフで、「花井さちこ」に対してガイラ監督に寄稿していただいてるんですが、そのお礼も兼ねて昨日はガイラさんが初台でやってらっしゃるカレー屋さんに行ってきました。
日本に帰ってきてからなんだかんだとごはんを食べてきましたが、ガイラさんの作った料理を食べていて、ああ日本に帰ってきたんだなって、ちょっとピント外れ的に思ったり。
ガイラさんは「花井さちこ」の脚本を書いていただいた中野さんの師匠、というと大袈裟なのかもしれませんが、ガイラさんの現場についていられたんです。
で、そのガイラさんがついていた監督が足立正夫さん。
足立→ガイラ→中野。
おお、この見事なまでにアナーキーなライン!
こういうこと考えだすと居たたまれなくなるばっかりなんですが、それと同じぐらいに昂揚もします。
こういう人たちの流れの中で映画を作れるからこそ、下手な心配しないで、映画を作っていけるんだなあ、と。
自分にとってのトーチカのような先輩たちを焦らすような、というか、普通に楽しんでもらえる映画を撮れるよう、もっと純粋になれるよう…
がんばろっ、と。

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2005年11月 8日 (火)

映画はアウトサイダーのものなんだ

昨日はライブを見に行っちゃいました。sakana目当てだったんですが、ちょっと気になっていた二階堂和美も見れるというんで、これは行かねばと思ったからです。
二階堂和美、とても良かったです。
聞いていて美空ひばりを思い浮かべました(大して知りもしないくせに…)。
曲の感じは全然違いますが、歌う時の感じがどことなく連想させたんですよね。
で、不遜ながら思ったのが、越路吹雪の血が入ったらもっと自分好みになるのにな、と。
「プーサン」や「ああ爆弾」とかの越路吹雪。
でもこの二作、両方とも伊藤雄之介が相手役だから、記憶の中で越路吹雪の中に伊藤雄之介フレーバーが足されてしまっているかもしれませんが…
二階堂さん、時々「愛の讃歌」を歌ったりもしてるそうで、その話を聞いたら、だったら江利チエミのサザエさんフレーバーが注入されたら面白そ、などと人のことを勝手にあれこれと…

ニューヨークにいて、オースティンに行って、すっかり感化されてライブたくさん見たいなって思ってる今日この頃なんですか、その前はライブにはあまり行かない人でした。
それでもsakanaのライブにはちょこちょこ行ってたんです。
前回行ったのは京都のちっちゃなカフェでやったライブだったんですが、それは広島に行った帰り、タイミングがあったんで京都で途中下車して見に行ったんです。
その時の広島は、P-1 Relax というピンク映画のオールナイトイベントのゲストに呼ばれて、今岡信治、林由美香、吉岡睦雄、それと自分の四人で行ったんですが、林さんに「ビタースイート」に出演してもらおうと思ったきっかけは、この上映会でのやりとりがあったからでした。

sakanaのホームページがあるんですが、そこでボーカルのポコペンさんの文章が読めるんです。
そこにギターを売ったという話が書かれていて、つい最近それを読んで、ちょっとウルッときてしまったんですが、どうもそれが下地にあったからか、昨日のライブを見ていて、なんとなくウルッときてしまったんですよね。
どこでウルッときてしまったかは忘れてしまったんですが、「good ideaがなくっても唄う」なんて歌詞とかが引き金になったのか…

偶然に知り合いも何人か来ていて、終わったあと飲みに行ったんですが、その席でオースティンで見たばっかりのDMBQがニューヨークに向かう途中で交通事故に巻き込まれ、ドラムの人が亡くなってしまったっていうのを聞いて、ちょっとショックで。
ライブ終わったあと、なんだか走りまわってて、急いで撤収しなきゃいけなかったのかなあ…、そんな彼女にお客さん(アメリカ人)がサインをねだったり、写真撮ってくださいって言われたらサービス満点でポーズしたり、ライブも凄く良かったんですけど、そんなライブ終わってからの光景からも刺激をもらったりしたんで、なんかショックで…

タイトルは、ある知り合い監督さんの文章からの無断借用です。

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オールナイト詳細決定!

さて、オールナイトイベントが決まりました。

11月26日 《中野貴雄ナイト キング・オブ・トラッシュマンの世界》
11:15開場 
11:30開映 「女体渦巻地帯」
12:30~  トーク(ゲスト:中野貴雄、黒田エミ、女池充、ほか交渉中)
1:40~     「忍者ハメ撮りくん」
3:00~     「みこすり半劇場」
4:20~  「キラープッシー」
(終映5時30分)

12月10日 《西田直子ナイト 女性の為のピンク映画入門(仮題)》
11:15開場
11:30開映 「セコハンラヴ」(多淫OL・朝まで抜かないで)監督女池充
12:40~   トーク(ゲスト:西田直子、荒井晴彦、女池充 ほか交渉中)
1:40~   「ぶ~やん」(ハレンチファミリー・寝ワザで一発)監督女池充
2:50~   「不倫する人妻・眩暈」監督田尻裕司
4:00~   「スイングしなけりゃ意味がない」(スワッピングナイト・危険な戯れ)
監督女池充

(終映5時00分)

★女性割引1700円(500円引き)
●前売券持参の方、プラス1000円にて入場できます(200円引き)
●「女池作品」前売券または「女池作品」当日券の半券提示で当日2000円(200円引き)

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2005年11月 7日 (月)

The Future So Bright I Gotta wear Shades

昨日は「ビタースイート」に出演してもらった福島拓哉さんが監督された短編の上映があるとのことで、江古田にあるFlying Teapotというお店に行ってきました。このお店で月に一回、融解座という上映会が行われているそうなんです。
ボクは自主映画というものを撮ったことがありません。
大学生の頃、映画サークルなぞに入ってはいましたが、自主で映画を撮ろうなぞという気は起こりませんでした。
作りたい話なんてなかったし、あったとしても、自分が先頭に立って人を引っ張って映画を撮っていくなんて到底できるはずなどないような輩だったからです。
それでも映画しかないと思っていました。
だからボクはピンク映画を選びました。
それしかボクが映画を撮れる道はないと思ったし、それが一番自分に合うとも思ったし、なによりピンク映画が好きだったからです。

さて、昨日の上映会なんですが、いくつか上映された作品は当然のようにビデオで撮られた作品だったんですが、上映会が醸し出す雰囲気の所為か、どことなく学生の頃に8ミリ映画を見て感じた印象に近いものを、いくつかの作品を見ていて感じました。
カメラをまわし、映画を撮る喜び。
そういうのはフォーマットなんて関係ないんですね、やっぱり。
そんなものが、ふっとなつかしい感触を思い出させてくれた訳です。
でも、ボクはそういう「喜び」が苦手でした。
だから自主映画を撮ろうって気が起きなかったってこともあります。

そんな自分なんですが、なんと今度の調布映画祭の審査員をさせてもらうことになってまして、昨日、33本約8時間分の短編作品が入ったテープが届きました。
これからちょこちょこと見させてもらいます。
ニューヨークにいて、短編映画や実験映画なんかも結構見てたんですが、面白くって、日本に帰ったらたくさんそういうの見ようって思ってた矢先に審査員なんていう機会を与えてもらえたんで、ありがたいは嬉しいはで、とにかく楽しみで仕方ありません。
面白い映画に出会えるといいな…なんて。
公開を前にして、すっかり自分の本分から逃避しています…。

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2005年11月 6日 (日)

あと三週間

みなさんこんにちは。
ピンク映画の監督をしています女池充です。
女に池と書いてメイケと読みます。
このたび、ボクが監督をしました2本のピンク映画がポレポレ東中野という劇場で一般公開されることになりました。
そこで、ブログを作ることにした次第です。
まずは上映に向けて、極力マイナスにならないような文章を書き込んでいけたらと思っています。
それと、上映に際してはオールナイト・イベントやゲストや出演者を招いてのイベントを行おうと考えていますので、詳細が決まったらこの場で発表していきます。

今回上映する「花井さちこの華麗な生涯」と「ビタースイート」は、それぞれ「発情家庭教師 先生の愛汁」「濃厚不倫 とられた女」というタイトルで、すでに全国のピンク映画館で上映されたものです。
ただ、「花井さちこ」は90分なんですが「発情家庭教師」は65分でした。その差は、ピンク映画としてピンク映画館で公開するには尺が60分前後でなくてはならず、そのために25分カットしたからなんです。
ボクもピンク映画監督の端くれ、60分前後のものを作ろうと撮影に入りました。
しかし、撮影が終わり、編集をしてみたら90分になってしまってました。
要するに、まったく尺計算が出来てないということです。
そんな野郎にも、スタッフやキャストの人たちは最後まで監督扱いをしてくれました。なのに、ピンク映画は60分なんで30分切りましたと済ませてしまっては、それこそ本当にボクは映画監督失格です(しかもボクは以前にも同じ失敗をしているんです…)。
ボクが映画を撮れるのは、映画が監督ひとりで作るものではないからです。この映画でボクは、監督のくせに映画の足を引っ張ってしまいました。それでもこうやって公開でき、たくさんの人にこの映画を見てもらえるのは、この映画に好むと好まざるとに関わらず関わったあらゆる人たちの存在があったからです。
自分の至らなさから、たくさんの不実を犯しました。
フィルムは正直にそれを写し取っています。
面白い脚本、俳優たちの素敵な瞬間、スタッフの映画愛、プロデューサーたちの覚悟。
この映画の面白い部分はそれらから発生しています。
そして、この映画のダメな部分は監督であるボクの弱さが生み出してしまったものです。

ピンク映画はなんでもありです。
投げ出している訳ではありません。
心は攻めてます。
逆ギレのようではありますが、この映画の見所は上手くいっていないところにこそあるって思ってます。
みなさんにはそこを楽しんで欲しいです、それこそ監督失格だろって発言ですが…。
いつでもこれからも、お客さんにはいたずらしたいなって思ってます。
いたずらをばらした時、された人やまわりの人が思わず笑ってしまうような、後味の良いいたずらを。

でも、もう今回のようないたずらはしません。
その言葉に多少なりとも重みを持たさねばと、「ビタースイート」を撮りながら考えていました。

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