今日は澤井さんです
ボクはまったく記憶力が欠如してまして、たいていのことは直ぐ忘れてしまいます。
だから、ちょっと前のことで誰かと意見の言い合いになったりすると、覚えてなかったり、覚えてても記憶が曖昧だからめっぽう弱いんです。
今日の「ビタースイート」は監督の澤井信一郎さんがゲストなので、ボクは「恋人たちの時刻」を見直そうと思ってたんですが、残念ながらレンタル中、そこで「時雨の記」を見たんですが、んん、これはスクリーンで見ないと面白さ半減なんじゃなかろか。
それでも吉永小百合がキレイでびっくり。
特に、ラストの方で吉永小百合が雨に濡れてるんですが、まさか吉永小百合をキレイだなんて思うとは思ってもいませんでした…。
で、「恋人たちの時刻」。
この原作者の寺久保友哉の小説を読み始めたのは、多分映画が公開されるんでその原作が目に留まり、それで読み出したんだと思うんですが、何が引っ掛かって他の小説も読むようになったのか、もうその頃の記憶を辿ることはできません。
で、ちょっと頭の部分を読み返してみたら、あ、これがこの小説だったのね、と。
ボクは歯科助手さんが好きです。
この小説の出だし、主人公は親不知を抜くために訪れた歯医者で、歯科助手をしている女性を見初め、診療台の横にあった治療器具をぶちまけ、彼女と話すきっかけを作ります。
この小説を読む前だったか読んだあとだったのか…
ボクが歯科助手さん好きになったのは、訪れた歯医者に昔好きだった子が歯科助手さんとして働いてたから。
大きな窓から差す午前中のキラキラした光を背に受け、白衣姿のその子が立ってます。
今のボクに残っている彼女の記憶はふたつきりで、もうひとつは掃除の時間、ベランダで教室の窓を拭いていた時、それまでに話してたんだろうか、制服姿の彼女の笑顔なんですが、その笑顔がボクに向けられたものだったのかどうかは…どうにも怪しいです。
今日澤井さんと会うからってことで、久々に忘れていた記憶を思い出すことができました。
こんな風に、何かきっかけさえあれば、忘れてしまっているはずの記憶を手繰り寄せることってできるんでしょうか…。
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