The Future So Bright I Gotta wear Shades
昨日は「ビタースイート」に出演してもらった福島拓哉さんが監督された短編の上映があるとのことで、江古田にあるFlying Teapotというお店に行ってきました。このお店で月に一回、融解座という上映会が行われているそうなんです。
ボクは自主映画というものを撮ったことがありません。
大学生の頃、映画サークルなぞに入ってはいましたが、自主で映画を撮ろうなぞという気は起こりませんでした。
作りたい話なんてなかったし、あったとしても、自分が先頭に立って人を引っ張って映画を撮っていくなんて到底できるはずなどないような輩だったからです。
それでも映画しかないと思っていました。
だからボクはピンク映画を選びました。
それしかボクが映画を撮れる道はないと思ったし、それが一番自分に合うとも思ったし、なによりピンク映画が好きだったからです。
さて、昨日の上映会なんですが、いくつか上映された作品は当然のようにビデオで撮られた作品だったんですが、上映会が醸し出す雰囲気の所為か、どことなく学生の頃に8ミリ映画を見て感じた印象に近いものを、いくつかの作品を見ていて感じました。
カメラをまわし、映画を撮る喜び。
そういうのはフォーマットなんて関係ないんですね、やっぱり。
そんなものが、ふっとなつかしい感触を思い出させてくれた訳です。
でも、ボクはそういう「喜び」が苦手でした。
だから自主映画を撮ろうって気が起きなかったってこともあります。
そんな自分なんですが、なんと今度の調布映画祭の審査員をさせてもらうことになってまして、昨日、33本約8時間分の短編作品が入ったテープが届きました。
これからちょこちょこと見させてもらいます。
ニューヨークにいて、短編映画や実験映画なんかも結構見てたんですが、面白くって、日本に帰ったらたくさんそういうの見ようって思ってた矢先に審査員なんていう機会を与えてもらえたんで、ありがたいは嬉しいはで、とにかく楽しみで仕方ありません。
面白い映画に出会えるといいな…なんて。
公開を前にして、すっかり自分の本分から逃避しています…。
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コメント
純粋に楽しかったです。
映像、映画を撮る・見るという原初的な喜びを感じられる、とっても稀有な場だと思いました。
投稿: meike | 2005年11月 9日 (水) 02時12分
ご来場ありがとうございました。
あそこはグダグダのアットホームな上映会ですが、あれを毎月7年もやってるというのはすごいです。
作品の質も量も毎回違いますが、リアルな草の根運動というか、そういうのに感動して最近よく顔出してます。
投稿: 福島拓哉 | 2005年11月 8日 (火) 13時51分
woder fool、なんだかいいコトバですね。
昂奮しすぎないでくださいね、Dark City(アレックスプロヤス)好きの似非スコセッシさん。
投稿: meike | 2005年11月 8日 (火) 12時27分
Oh、サンキュー! 届キマシタ!!
ワンダーフール! ベリー・エキサイティング!!
ejaculation !!!
アイ・ウォンチュー・ハリウッド・リメイク!
サチコ・イズ・キャメロン・ディアス、オーケー?
投稿: 暗黒都死スコセッシ | 2005年11月 8日 (火) 02時45分